Tuesday, April 17, 2007

Sudan agrees to UN troops

Sudan agrees to UN troops
Ban hails Sudan's UN troops move

国際社会が非難し続けて数年、ついに・・・とうとうSudanがDarfurへの3000人規模の国連軍の介入を認めました。
4年間の内戦で、少なくとも20万人(40万人以上とも言われる)が亡くなり、240万人が家を失ったと言われる「史上最大の人道危機」に、とうとう明るい光です。
現在Darfurで展開しているAU(アフリカ連合)軍7000人と合わせて一万人。国連が想定するDarfur missonの2nd phase(国連によるAU軍への後方支援と軍事支援)についに入ることになったと言えます。
まだまだ国連が目標とする2万人規模のUN/AU混成軍には到底及んでいませんが、危機解決に向けての大きな前進であることには違いありません。
一方で、内戦は更に激化し、隣国Chadへも波及、すでに大量の国内避難民が発生している様子。
一刻も早い大規模な介入が実現し、人々が安心して暮らせる日々が戻ることを願ってやみません。

とはいっても…夢物語の実現は簡単にはいく話ではないでしょうね。

何はともあれまずは紛争解決が最優先事項であることは間違いないものの、実際は、―多くの国がそうであるように―紛争終結後の復興開発こそが本当にハードなステップとなるわけですしね。国際社会の注目が集まり多額の援助が集まる間はいい。問題は"silent tsunami"化した後、つまり、緊急を脱して注目度も援助額も減少したときでしょう。

そして、和平後のSudan自体の動向も大きな問題です。もし多くの紛争を抱えるSudanがそのまま分裂することになったら・・・(Sudanは西部Darfur地方のほかにも南部、東部でも紛争を抱えている)Africa全体に分離独立の機運が高まり、更に各地の紛争が激化する結果を招きかねない・・・。

今後の展開はAfrica地域全体のその後を占う上でも非常に重要になってくるだろうと思います。

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